
『十薬』『重薬』という別の呼び名もあるドクダミについて書かせていただきたいと思います。
厚生労働省も薬理作用を認めており、日本薬局方にも記載されています。小さい頃は、香りの強い植物だとは思っていましたがまさか大人になってから出会うとは・・・。
ドクダミの効能は、
・蓄膿症予防
・糖尿病予防
・冷え性改善
・血行促進
・むくみ、肩こり
・利尿作用が強く、膀胱炎、腎炎にも効果的
・肌荒れ改善
・内臓の毛細血管を強化
などなど
とても優秀なハーブです。
香りが、非常に強いですが熱を加えることによりだいぶ、やわらぎます。ですので、ハーブティーで飲んでもそこまで不快感はないように思います。
皮膚・お肌に非常に有効で、湿疹、かぶれ、やけど、アトピー性皮膚炎にも効果が期待できます。
民間薬と一つとして、今よりも昔の方がドクダミは人々の近くにいたことでしょう。
アトピーについてですが、アレルギー全般を意味する場合と、アトピー性皮膚炎をさすことがあります。植物、だに、ペットの毛、ほこり、花粉などから抗原がみつかっているようです。
独特な香りの正体は、デカノイルアセトアルデヒドという成分で、これが皮膚の疾患には非常に有効と言われています。この成分は、解毒作用・抗菌作用のほか、水虫、インキンなどのカビとともに、アトピー性皮膚炎にいいことがわかっているようです。皮膚炎を治すには、ドクダミの葉をすりつぶして患部に塗る、煎じ汁を飲むなどいろいろ方法はあるようですが、ハーブティーで飲むのがおすすめです。なかなか、あの香りを肌に塗り込んだりするの抵抗がありますので。
また、糖尿病は等質代謝(新陳代謝)の以上障害で、血液中のブドウ糖量が増加し、尿にも糖がでる病気です。ドクダミの持つ正常化作用により正常と血糖値を保持します。これは、ドクダミに含まれるクエルシトリン、イソクエルシトリなどの有効成分の働きによるもので、自然に血糖を効果させることが文献に記されています。糖尿病のおそらしいのは合併症で、とくに血管のコントロールがふえる障害からくる動脈硬化症、高血圧症、手足のしびれなどがあり、これらの予防にもドクダミが有効なようです。
ハーブティーで飲むというよりは、薬草的な存在ですが日々のライフスタイルの中にすこしずつ取り入れていきたいものです。